
ドラゴンボートでフォーン川を散策しつつ、フエ郊外
のティエン・ムー寺に到着。こちらのお寺は、1601年
に建立された400年以上の歴史を持つお寺で、
フエ最古の寺院。
言い伝えによれば、その昔、1人の老婆が丘の上に
現れ、人々に「いつかここに真の主がやって来て、
強力な国をつくるために寺を建てるであろう」と予言
する。そして、その時の老婆が実は天女だったという
伝説が残っており、その伝説にちなみ“天姥(ティエン・
ムー)寺”と名付けられたのだということ。


フエを象徴する存在であるティエン・ムー寺は、観光客
はもちろんのこと、地元民にもとても愛されている場所。
中国風の塔・トゥニャンや、その塔の奥に広がる庭園、
寺から望むフォン川など美しい風景が魅力的。
また、弾圧に抗議し焼身供養した僧侶が、その時まで
乗っていた車も展示されています。僧侶の身体は
焼けてしまったけれど心臓は形を残しており、その写真
が“不滅の心臓”としてパネルになっています。
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グルメに関して、フエと言えばまずは宮廷料理が
挙げられますが、料理をより一層おいしくいただく
ために欠かせないビールにも、フエならではの
味があります。
それは、フエの地ビール・Huda(フダ)ビールです。
他の地域にはあまり出回っていないということで、
フエを訪れたならぜひ味わってみてください。

ちなみに、こちらはカールスバーグが親元らしく、
デンマークの技術のもと作られているので、比較的
万人受けする味わいとのこと。やはり現地でそこの
料理と空気を感じて飲むのが一番ですが、
どうしても日本で飲んでみたいという人には、通販
で扱っている店もあるようです。
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宮廷文化の粋を極めたフエを堪能した後は、
フォンニャケバン国立公園が世界遺産になっている
ドンホイへ向かいます。
今回はその途中、フエ郊外にあるDMZ(De-Military Zone)
を見学します。DMZとは非武装地帯のことで、戦時中に
作られた境界線の名称です。
1954年のジュネーブ協定により、1976年までの22年に
渡り、ベトナムは南北に分断されていました。この22年
という長い間、DMZとなっていたのが、フエから北に
約100キロ、北緯17度線付近のベンハイ川周辺です。

川の北側にはフラッグタワーがそびえ立ち、当時川に
架かっていたヒエンルオン橋が今も保存されています。
歩いて渡ることも可能で、実際に橋を歩いてみると
ブルーとイエローに色分けされた橋の中央には、
たった一本の白線が…。この白線が南北分断地点
(国境)だったと考えると、こうして気軽に撮影など
できる現在が、どれだけ幸せな日常なのかと感謝の
気持ちが湧いてきます。



統一後に建てられた“統一の希望の塔”や、当時の
資料を数多く展示した記念館も見ることができます。
現在、当時の橋の隣には、実際に使用されている
近代的な橋が作られており、自動車やバイクが
ビュンビュン往来しています。残された橋の上に佇み
それを眺めていると、日本人の私でさえも感慨深い
ものがありました。
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ベトナム観光で、古都フエに行ったとか行ってみたい
という話は、旅行好きの人ならチラホラ聞いたことも
あるかと思いますが、今回訪れたドンホイという都市
については、まだまだ聞いたことがないという人も
多いのではないでしょうか?
ドンホイの観光と言えば、何といっても世界遺産の
フォンニャケバン国立公園ですが、大小合わせて
300もの洞窟が存在すると言われるこの地域の
偉大な価値が明らかにされたのはわりと最近の
ことで、1990年、イギリス人の洞窟探検家が
訪れたことが発端でした。ベトナム人の協力を
得ながら数々の発見を重ね、観光客向けの整備
などを進め、2003年にはユネスコの世界遺産
として登録されました。
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