ハロン湾にはいくつもの鍾乳洞があるらしく、
中でもスンソット洞窟はなかなか見応えのある洞窟
です。「スンソット」とは、ベトナム語で「驚き」
という意味らしく、「サプライズケイブ」とも
言われています。
戦時中は武器庫としても使われていたという洞窟
ですが、今では階段や遊歩道も整備され、快適に
見学が可能です。少々ハデ目な色のライトアップ
がまたベトナムらしいと言いますか…（笑）
散策の足を進めるたびに、自然の力が生み出した
景観がどんどん目の前に出現してきます。確かに
これは“サプライズ”！
ちなみに、私のもうひとつのサプライズはこの
ゴミ箱です。なぜペンギンなのでしょう？ 私以外、
誰ひとり疑問に思っていなかったようなので,
ついに最後まで聞き出せませんでした…。石灰岩の
世界を氷の大陸に見立てているのでしょうか？？
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
アクティブに動き回るのはもちろんですが、
老若男女、誰もが気軽に体験できるアクティビティ
も豊富に揃っています。
旅の間、スタッフとベトナム語で交流してみたい
人にはベトナム語教室、そしてベトナムの文化に
触れてみたい人におススメなのが、
ベトナム民族衣装の試着体験です。
いろいろな少数民族の衣装と文化を紹介してくれ、
最期にはみんなで自由に試着体験がスタート。
私も２タイプ着せてもらいました。しかし、
ベトナムの女性は小柄でスマートなので、そんな
無理やり着ても大丈夫なのか？と少々不安に…。
でも自分の服の上からにしては、意外とちゃんと
着れているような…。写真を帰ってから友人に
見てもらったら、「こっちは自分の服？」と
言われました。普段私が着ている服と区別が
つかないんだとか…。言われてみればそんな気も
しないでもありません（笑）
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
せっかくの海だし、船だし、ハロン湾だし、
ということで、アクティビティの中でも期待値
の高いのがカヤック体験！
静かなハロン湾の海の中を、カヤックに乗って
の～んびり出発。プライベートビーチへ到着すれば
海水浴も楽しめちゃう。
オウコー号から１、２名乗りのカヤックで出発。
前もってレクチャーしてもらえるので、初心者でも
問題はありません。しかし私はカヤックの上から
写真を撮ろうと思っていたので、スタッフに同乗
してもらうことに…。とはいえ２人乗りのカヤック
で、１人が全く漕がないというのもなんだしなぁ…
とか思っていたので、ちょっとだけ漕いだつもりが
しっかり筋肉痛。しかも、水しぶきからカメラを
守れ、とばかりに動きも鈍くなり、結局大した
写真も撮れず…（泣） まぁ日本でもカヤックなんて
そうそう体験できませんので、貴重な体験が
できたので良しとしましょうかねぇ。
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
食べる～遊ぶ～食べる～眺める～食べるってな
具合に贅沢なクルーズの旅ですが、まだまだ
骨抜きになってやろうじゃないか、という人
のために、ハロン湾を一望しつつ入れる
ジャグジーと、専用スタッフによるマッサージ
（こちらは有料です）もあります。
海に浮かぶ豪華客船でジャグジーに浸かるなんて、
まるで外国映画の世界じゃありませんか！？
振り返ればディカプリオがいるんじゃねーの…（笑）
ちなみにマッサージは20ドル程度～と言ってた
ような…。かなり予約がいっぱい入っていて
人気のよう。日本と比べたら料金が安いので、
こんな機会にという人も多いんでしょうねぇ。
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
さんざん食べ物のことを書いていますが、さらに
朝食についても重ねて書きます。というのも、
その場で軽く焼いてくれるワッフルが、とても
おいしかったからです。もともとフランスの統治下
にあったことから、フランスパンやクロワッサン、
プリンなどがおいしいのを知っていて、まずは
そういうメニューを片っ端から食べていたのですが、
ふと気づけば途中からワッフルが登場しました。
しかも、朝食のビュッフェバイキングの中の
メニューのひとつに過ぎないのに、ソースが３種類
もあるんですよ！ これはなかなかですよね。
ということで、１枚にハチミツ、チョコレート、
キャラメル全部かけです（笑）
卵料理、麺料理も、その場でリクエストに応じて
作ってくれるので、気が付けばやはり朝から結構な
量を食べていることになりますけど…でも日本に
帰ったら食べることのできない味なので、と自分に
言い訳しつつ完食です。
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
早朝には、デッキで太極拳のレッスンも開催されます。
時間に合わせてデッキにでると、ちょうどイイ感じに
海上は朝日に染まり、心地よい風が通っていきます。
まずはコーチがいろいろと説明をしつつ型を見せて
くれ、続いて参加者も身体を動かしていきます。
ゆっくりと流れるような動きは、見ているととても
美しく比較的簡単に思えるのですが、いざ自分で
やってみるとなると…。ご年配の方々がわりとラクに
やってらっしゃるんですが、私には見た通りに身体を
動かすという才能がないようで…（笑）
とはいえ、これでしっかり頭も身体も目が覚めるので、
「１日アクティブに行くぞ！」という人にはお薦め。
太極拳のあとには、簡単なマッサージのレクチャーも
あります。こちらもお薦めですよ。
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
夕飯のあと、夜８時頃になるとイカ釣りが始まります。
これもアクティビティのひとつなんですが、スタッフ
が竿をこしらえてくれるので、あとは船上から竿を
垂らすだけ。目を凝らして海上を眺めていると、確かに
船の灯りになにやら小魚などが集まってきています。
しかし、ひゅんひゅんと泳ぎ回っている気配は
あるものの、なかなかこれが釣れません。
バケツには、誰かが釣ったイカがしっかり入ってるん
ですけどねぇ…。ということで、イカちゃんとは
出逢えずやむなく終了。でも、これは釣れなくても
十分楽しいアクティビティだと思います。
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
今回、クルーズならではの贅沢な時間の使い方だな、
と思ったのが“ハッピーアワー”なるひと時。
ディナーの前の暮れゆく夕景の時間帯に、デッキに
軽いオードブルが並び、それを自由にいただきつつ、
セミオープンバーで好きなドリンクを注文。
生演奏に耳を傾けつつ、暮れていくハロン湾を堪能
するというものです。
街の灯もテレビも携帯電話もない空間に、人が奏でる
楽器の音と波の音…。夜が訪れる頃には、みんな
静かにほろ酔いになっていきましたとさ（笑）
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
ハロン湾は、船を停泊させて宿泊できるほど静かな
海なので、ここで水上生活を送っている人も大勢
います。ということで、２泊３日のクルーズ中の
多彩なアクティビティのひとつとして、オウコー号
からボートに乗り換えて、そんな水上集落を訪ねる
という体験もできます。
漕ぎ手は水上生活をする人々で、これが生業の
ひとつなんでしょうね。私の乗ったボートの漕ぎ手
は若い女性でしたが、見所でもある奇岩から水上
集落までぐるっと海の上を回っている間、休憩は
一切なし。でも辛そうな表情を見せることもなく、
普通にスイスイとボートを進めておりました。
途中、自転車で走っているかのようにボートを
漕いで、気軽にあちこちへ移動していく人々が
海の上を行き交っています。船のための標識
なんかもあるし、食料を売っているお店らしき船も
あり、ペットでしょうか？ 犬が一緒に乗っかって
こっちを眺めている船もありました（笑）
とはいえ、昔はともかくとして、今や船の上でも
いろいろなものを揃えていることから、ゴミの
問題もあるようです。観光客が増え、水上生活も
豊かになり…当然水質への影響もあるわけで…。
そんなハロン湾の水質悪化防止に向けた環境改善
プロジェクトが日本でも展開中です。
美しくて神秘的なハロン湾のまま、変わらないで
欲しいですよね？
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp
中国の桂林とよく比較されるハロン湾ですが、
向こうが川なのに対してこちらは海ということで、
渡っていく面が広がっている分、より変化に
富んだ風景が楽しめるのではないでしょうか。
海上には、石灰岩が浸食されてできたユニークな
形の島が大小合わせて3000もあるということ。
でっかい紀の松島のよう、と表現する日本人も
いるようです。実際に湾をぐるっとクルーズ
していて、特別に変わった形をしているものが
あるわけではありませんが、小さいものでも
そのひとつひとつが“そそり立つ”という
イメージで、どこを切り取ってもなかなか神秘的
な風景になっています。
ということなので、クルーズ中デッキに出れば、
いつでもシャッターチャンスが狙えます。
もちろん朝日や夕陽の時刻の美しさは格別ですが、
さすがは年間150万人が訪れるというハロン湾、
日帰りの小型船と宿泊クルーズの大型船を
併せれば600隻もの船が行きかう風景は、いつでも
どこでも見応え満点なのであります。
そしてこちらは、ハロン湾のシンボルともいえる
闘鶏島（実際には帰りの日に見えます）。
見る角度によって、２羽の鶏が闘っているようにも、
キスしているようにも見えるんだとか。
■ベトナム航空 http://www.vietnamairlines.com/
■ファイブ・スター・クラブ http://www.fivestar-club.jp