和歌山、時々…どっか

旅の３日目、日曜にはサパから約３時間かけて
バックハーの朝市（といってもお昼頃までは十分
やってます）を見学に出かけました。

この朝市は、毎週日曜だけ行われている通称・
“サンデーマーケット”で、普段静かなバックハー
の町が、日曜ばかりは大賑わい！ もともと観光客
向けというよりは、近辺の少数民族が買出しに集まる
地元感たっぷりの市で、交流の場。同性同士が
おしゃべりに花を咲かすのはもちろん、若い男女の
出会いなんかも相当あるそうですよ。

というわけで、少数民族のみなさんが、華やかな
民族衣装で着飾って訪れていることもあって、今では
観光客にも大人気。片道３時間って結構な時間だと
思いますが、サパ観光に来た人は、こぞってこの
サンデーマーケットにやって来るようです。市場の
見学やお土産の買い物はもちろん、何といっても
鮮やかな民族衣装や生活の感じが何となくよくわかる
ので、うろうろしていると興味深いですよね～。

野菜・果物、雑貨なんかはもちろん、何と水牛まで
売っています。パッと見てどこで“イイ水牛かどうか”
を判断するんでしょうかね？（笑）

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サンデーマーケットを見学した後は、近くの小さな
ホテルのレストランでお昼ご飯。何となくラオカイ省
の料理の感じがつかめてきたような…。スープに
いろいろな野菜、肉、デザートはフルーツで完了。
ちなみに、本当は白ごはんなんですが、今回いつも
炒飯に変更してもらっていましたので、ここでも
ご飯は炒飯でした。

そして、食後はサパに戻ってサパ市場を見学しました。
１階はベトナム人が運営する土産物店、２階は少数民族
が運営する手工芸品店などが中心です。しかしここで
一番の驚きは、今までベトナムで見たどこの市場より
きれいというか清潔というか…。ただ単に建物が新しい
からですかね？ だとすれば、今後ベトナムの市場は
立て直したり新規でオープンするとこういう感じに
なっていくんでしょうかね？

時間もあまりなかったので、ひとまず２階を見学。
「私から買って！」という威勢の良い売り込みも
あって、お土産を少々ここで買いました。ちゃんと
手作りで、ひとつひとつ違いますが味があります。
あちこちの店を見てしっかり交渉をするのが安く
買うこつということですが、旅の思い出として
そんなやり取りもなかなか楽しいものです。

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市場の後は、ハムロン丘の見学です。「ハムロン」
とは日本語で“龍の顎”という意味で、頂上から
見える山脈が龍の横顔のような独特の形をしている
ことからネーミングされたということです。

がしかし…最初、施設の入口でチュオンさんから
受けた説明では、ハムロンとは“龍の歯茎”という
ことだったので、我々は一気にざわつきました。
そう、日本人はあんまり何かを“歯茎”に例える
習慣はないし、それが観光地ならなおさらのこと。
歯茎が悪いわけではありませんが、あまり好印象な
言葉でもないように思いませんか？（笑）

ということで説明が長くなりましたが、龍の顎こと
龍の歯茎「ハムロン丘」の散策です。

とにかく中は広いです。美しい花畑などが広がる
ビューポイントでは、記念撮影をする観光客の姿も
多く、ちょっとした整備された森のような空間には
「これ大丈夫なんですか？」的なキャラクターが…。
ベトナムの十二支らしいのですが、どうみても
アノ方ですよね？（笑）

そして、“天国への階段”と称されるポイントから
岩に囲まれた急な坂道を登れば、サパの街並を
見下ろす展望台に到着。絶景です！ ハムロンと
言われるゆえんの、龍の横顔の形をした山脈もここ
で全貌を現します。丘というにはかなり体力を
使いますが、来て絶対に損はありません。

ちなみに、ここらへんは最も雨量が多い地域という
ことで、施設の道は全体的に苔むしたところが多い
です。ぜひ滑らない靴の準備をして出かけてください。

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今回、スケジュールではケーブルカーに乗車とか、
滝とか丘とかの散策となっていたので、そう気に
はしていなかったのですが、実際に蓋を開けて
みれば、なぜか階段と坂道のオンパレード。
ある意味、日頃の運動不足が解消されました（笑）

ということで、１日たっぷり動き回った後の食事
は格別です。３日目の夜は、ホテルでコース形式
のディナーをいただきました。

メインを肉や魚から選べるのに加え、デザートの
皿が本格的だったのが、私的にはポイント高し！
です。なんせだいたいが、デザートといえば
フルーツだけが通常ですからね～。

ちなみに、朝ごはんはビュッフェ形式だったので、
おいしいパンや焼きトマト、瑞々しいパッション
フルーツなど、完全に自分のペースでいろいろと
味わいました。普段は朝ごはんは食べないのに、
なぜかベトナムに来ると、これでもかとばかりに
しっかり食べてしまうのが不思議ですけどね～。

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最終日の朝は、サパの街の中心地も散策しました。
まずは、ナイトマーケットで賑わっていた広場の
前に建つサパ教会。何となくここがサパの街の
シンボル的存在でしょうか？ 教会の前では、
少数民族の女性や子どもたちが何人も、お土産を
売ったりおしゃべりをしたりと、集いの場にも
なっている様子。

教会の中にも入ってみましたが、外にも中にも
ズラリと何枚も並んでいるステンドグラスの
装飾がとてもきれいです。広場付近の賑わい
をよそに、教会内はとても静か。懺悔室なども
あって、観光客のためではなく、地元の人の
ための教会なんでしょうね。

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教会に続いては、広場から市場へ向かう途中にある
小さな湖・サパ湖の散策です。舗道も完備され、
ぐるっと周囲を散歩するには最適。湖周辺には、
オシャレなカフェやレストラン、多くのホテルなど
が多数建ち並び、さながら“ベトナムのスイス”の
ような光景が広がっています。

天気の良い時には、湖面が鏡のように澄み、逆さま
に映り込む景色がまるで１枚の絵画のようです。

スワンボートがあったり、夕暮れ時にはライト
アップも楽しめるということですので、夜もかなり
きれいなんでしょうね～。

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そして最終日の午前中、今回の旅のメインイベント
とも言える棚田を見に出発。トレッキングでたっぷり
時間を取る人も多いようだけれど、我々はここまで
さんざんあちこちをトレッキング(！？)して来たので、
ここは車で要所要所停まりながらの見学。黒モン族の
村・ラオチャイ村と、山道を挟んで隣接する、
赤ザオ族の村・タヴァン村へ。

サパの少数民族は、たいてい山間部で農業をしながら、
ガイドやお土産物を売って生活しているとのこと。
「お土産買って～」の売り込みなしで、もう少し
ゆっくりときれいな景色を堪能したいのは山々
なんですが、棚田に関しては、ある意味彼・彼女らの
生活道具である場所を観光客が勝手に眺めて写真を
撮っているんですから、まぁ多少の売り込みは仕方
ないですよね。絶対買わなくちゃいけないわけでも
ないんだし…（笑）

我々が訪れた時には、すでに稲の刈り取りが終わって
いて、稲穂が黄金に輝き風にたなびく、なんて感じは
全くありませんでしたが、見渡す限りの田園風景に
段々と刻まれた棚田が点在するさまは、それだけで
十分に美しいものです。民家もあり、川が流れ、人や
動物も見え…日本人なら、少なからずこの風景に感動
を覚えるような気がします。

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棚田の風景を堪能したら、ラオカイ経由で高速を
使い、ハノイへ戻ります。帰りも高速の途中、
またまたドライブインで休憩。

お約束のワンピース。しかしよく見れば、なぜか
ORIONの表記。ORIONって確か韓国のメーカーでは？

そして、こんなかわいらしいアイスクリームも
売っていました。MerinoのCutie Bearという
アイスバー。YouTubeにCM動画が挙がっているので、
そこそこ有名な商品ですかね？ どうやらホーチミン
のKIDO FOODSというところの商品のようです。
商品名が全面に描かれたショーケースもありました。

ハノイに帰れば晩ごはんが待っているんですが、
やっぱりアイスは別腹ですからね♪（笑）

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本日の深夜便で帰国という最終日、ハノイの
晩ごはんは日本居酒屋にて。和食処 紀伊
というお店で、器に入ったお弁当タイプの
和食をいただきました。

せっかくなので、ドリンクは日本酒！
天ぷらや角煮、酸っぱくない酢の物などなど。
料金は日本で食べるのとあまり変わらない感じ
だったので、ベトナム人でこういう店を利用
できる人は、ちょっと裕福な人なんでしょうね。

若いスタッフは日本語で対応しています。
なかなかステキな笑顔でした。

そして私はこの店で、香取慎吾表紙のベトナム
の日系人向けフリーマガジン・週刊ベッターを
手に入れほくほくでした（笑）

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サパの旅も、気付けばあっという間に終了。
帰りもビジネスクラスで、贅沢に帰路の途に
就きます。深夜出発して、関空に着くのが
早朝という便なので、座席がフルフラットに
なるのがとってもありがたい。

とはいえ、思わず「君の名は」に見入ってしまい、
結局最後まで鑑賞。今回、食事は地方の料理が
中心だったので、帰りの機内食はホーをチョイス。
機内とは思えない、温かいスープの作りたての
ホーを堪能しながら帰ってまいりました！（笑）

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