今年8月、ベトナムで6番目の世界遺産として認定
されたのがタンロン遺跡。タンロンとは「天に昇る龍」
という意味で、創建の王リー・タイ・トーが1010年、
現在のハノイに建都した時に名付けられたのだとか。
ベトナムの世界遺産といえばハロン湾が有名ですが、
こちらは「降りる(=ハ)龍(=ロン)」を
意味しているというからオモシロイですよね。
端門/歴代皇帝が居を構えていた敬天殿の入口。
楼閣からの眺めがよく、ここの裏側には発掘現場が
保存されています。
敬天殿への階段/皇帝と仕官の居住空間を分けていた
龍の手すりの石階段。
北門/1805年に建てられたもので、正面左下には
1882年、フランス軍に受けた砲弾の跡があります。
タンロン遺跡とは、現在発掘中のホアンジエウ18番
考古学遺跡区と旧ハノイ城跡周辺を合わせたエリアのこと。
一般公開は2011年2月初旬までの予定らしいので、
それまでに足を運べるラッキーな人はぜひ見てください。
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
ハノイ市民の憩いの場所と言って、すぐ名前が挙がるのが
ホアンキエム湖。その昔、黎朝を築いたレイ・ロイが、
明軍からベトナムを守った時に使った剣はこの湖から
引き上げたもので、やがて平和が訪れた時、湖から亀が
現れ、その剣をくわえて戻っていったという伝説から、
「ホアンキエム=還剣」と呼ばれるようになったのだとか。
緑豊かな湖畔では、散歩する人、体操する人、ベンチで
くつろぐ人などなど…市民が思い思いに過ごしています。
周辺にはホテルやレストラン、ギャラリー、カフェなどが
多く、旅行者にはとっても便利。時間がある人は、
市民に混じって散策してみるのもオススメ。
人間ウォッチングが楽しめます。
ホアンキエム湖を臨むカフェPHO COでお茶を飲むカップル。
「その位置から果たして湖は見えるのか?」なんていう
我々の疑問なんか、どーでもいいんでしょうね~(笑)
私はちゃんと湖の見える場所に座り、卵コーヒーを
いただきました。卵コーヒーとは、ベトナムコーヒーに
卵×砂糖を混ぜたものを入れたもの。ここのはクリームも
たっぷりで、甘党にはいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、甘過ぎるのは苦手だけど卵コーヒーを一度は
試してみたいという人には、ホットよりアイスが
オススメかも知れません。
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
ベトナムで最古の大学が開設された文廟は、もとは孔子を
祀るために建設されたものとか。入口あたりは広い道に
面しているのでかなり喧騒が感じられますが、中へ
入ってしまえば広い敷地内は、人は多いけれど
のんびりとしています。私が気になったのは、ズラリと
並ぶ亀の石碑たち。甲羅の上に載る板には科挙試験の
合格者名が刻まれているのだそうで、訪れた人はみな
頭をなでたり一緒に写真を撮ったりと、大人気。
試験に合格したいのは、世界各国どこでも同じなんですよね、
当たり前だけど…(笑) 試験を受ける予定はないけど、
私も一応触っておきました。仕事で何かご利益あるかな?
奥には孔子像があります。
敷地内の土産物屋さんの一角がスゴイことなってました。
そしてやっぱりここでも結婚式の撮影やってました。
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
ドン紙幣の肖像でおなじみの、生涯を南北統一に捧げた
ベトナムの英雄ホー・チ・ミンの遺体が安置されている
ホーチミン廊は、観光客はもちろん、多くの国民も訪れる
神聖な場所。毎年10~11月の間にメンテナンスのため
休館するとかで、残念ながら廊内の見学はできませんでした。
しかし広大な敷地内には多くの人が訪れていて、
廊の前のバーディン広場や北側のホーチミンの家は、
大勢の見学者であふれていました。
1969年まで実際にホー・チ・ミンが住んでいたのがここ。
簡素な木造高床式2階建の家は、彼の素朴で庶民的な
人柄を偲ばせます。室内には入れませんが、周囲を
ぐるりと見学できるので、だいたいどんな感じなのかは
しっかりわかります。
こちらはホー・チ・ミンの生誕100年を記念して建てられた
ホーチミン博物館。
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
どんなに時間がなくてもこれだけは観たい、と個人的に
思っていたのが水上人形劇。ハノイのエンターテイメント
と言えばこれという感じで、多分ハノイに観光で訪れた
人なら、ほとんどの人が足を運ぶんじゃないでしょうか?
1000年も前から伝わるというこの水上人形劇は、元々は
収穫時の祭りごととも、農閑期の娯楽とも言われている、
水面で繰り広げられる人形劇。技術はスゴイんですけど、
動きや内容がわりとコミカルなので、逆に言葉が
わからなくても全然問題なし! 伝統楽器の演奏や歌に
のせて3~5分くらいの短い物語が17話展開され、
話がどんどん変わっていくので退屈することもありません。
- 仙女の舞いのシーン
タンロン水上人形劇場の入場料は60000ドン。別料金を
払えば、カメラでもビデオでも撮影はOKです。
劇場ロビーにはいろいろな人形が飾られています。
お土産として人形のレプリカも買えるようです。
キモカワ土産としていかがでしょう?(笑)
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
旅に出て何が楽しみかって言われると、それはもう
“食べ物”ですよね。日本と比べて「わざわざ行く」感は
ないようですが、街を見ていると、現地の人も観光客も
やたらとカフェでおしゃべりしていたりします。
眺めのいいカフェもあれば、道端にプラスチックのイス
(しかも銭湯や温泉で身体を洗う時座るようなやつ
だったりする)を並べただけのところでも、やっぱり
お茶を飲んだりデザートを食べたりしているんですよねー。
しかもベトナムといえばコーヒーが有名なので、
これはもうカフェに入るしかない、ということで、
現地で人気のお店に突撃です!
まずは、フランス植民地時代の影響からベトナムで最も
ポピュラーなデザート・プリンをメインにした店
「minci PUDDING」。シンプルなプリン(5000ドン)は
わりとボリュームがあって、ほろ苦いカラメルが
甘めのプリンを引き立てます。そして、口コミで
若者の間で人気なのがマンゴープリン(8000ドン)。
あと日本では珍しい組み合わせの、もち米とヨーグルト
ドリンク(10000ドン)は、あっさりとしていて
男性や甘いものが苦手な人にもいけちゃう味。
ひっきりなしに人が出入するので、くつろぐカフェでは
ありませんが、安くておいしいことは間違いなし。
そして“ベトナムのカフェらしさ”を体験したいなら
この感じがかなりイイかも知れません。
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
初めて訪れるところでも、見慣れたものがあると
何となく嬉しいのは私だけでしょうか??
看板のロゴマークは全国共通なので、よーく見ないと
ベトナムかどうかなんてわかりませんよね~。
しかし、逆にベトナム色全開なのが、こちらの
フジフィルムの看板。アオザイに身を包む女性ですね。
日本だとお正月の晴着の看板ってとこなんでしょうか?
そういえば、ハノイでは結婚写真はロケを取り入れて
盛大に撮影するようで、観光名所には衣装を着た
花嫁さん・花婿さんがたくさん見かけられました。
でも、式場のスタジオやセットとは違いあくまでも
“外”なので、スタスタと歩き回る花嫁さんを
眺めながら、きれいなドレスが汚れないのか心配で
仕方ない私でした。みんな自前? 式当日までに
クリーニングするの??
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp
竹屋さん
紙屋さん
通り名を表記した看板
ハノイの旧市街は商業の中心地で、「36通り」と呼ばれる
通りは、かつて通りごとに同じ製品が売られていたことから、
銀や竹、シルクなどの通り名が残されています。
今ではさすがに全店舗が同じものを扱っているわけでは
ないらしいのですが、各通りには専門店が何軒も
並んでいる風景がまだまだ見受けられます。
そして、36通りにかかわらず通りで目に付くのは、
道端でいろいろなものを売っている様子。
商品を担いで来て道端に座れば、そこが路上店舗!
日本のフリーマーケットよりもかなりお手軽?(笑)
もちろん食べるものも路上販売ですけど、それが
いたって普通です。なんせ散髪やネイルも路上店舗
なんですからね~。
これがフランスパン路上販売!
私が一番驚いたのはフランスパンの路上販売!
フランスの植民地だったことからフランスパンは
身近な主食のようですが、オシャレな朝食アイテムも
路上で山積みですよ(笑)
■ベトナム航空/www.vietnamairlines.com
■ロイヤルツアー/www.royaltour.jp