“熊野の翼”という詣菓子をいただきました。
パティシエとして世界で活躍する辻口博啓氏が、
和の世界を追求し世界に発信して行こうという
想いから立ち上げた、和楽紅屋の商品です。
震災や熊野地方では台風など、いろいろな困難が
あった中、復興と再生の願いを込め、導きの神
として信仰のある八咫烏の翼をイメージして
開発されたという、黒いラスクです。
黒ゴマと南高梅を使用していますが、いい意味で
そのどちらもが、ラスクへのエッセンスと
なっています。そう、和の雰囲気や素材そのものが
重過ぎないんです。饅頭の味を無理やりラスクに
施したのではなく、ラスクの新しい味をゴマと
梅で開発した、とでも言うんでしょうか(笑)
サクサクの食感と共に、特に若い人に味わって
もらいたいひと品ですね。
1箱、8個(各2枚入)で1050円と決して安くは
ないですが、三山の説明や宮司さんのコメントも
掲載したしおりが入っていて、和歌山県出身の者
としては何となくありがたいお土産です。