毎年、和歌祭の時期は
何かしら予定が入ってしまって、
なかなか見物に行けなかったのだが、
今年やっと現地で見ることができた。

…できたのだが、ハプニング勃発。

財布がない。

ええーっ!!!

昨日は寄り道せずにまっすぐ帰宅したので、
どうせ会社に忘れて来たのだろうと思い、
泣く泣く会社に戻って確認すると、
何事かもなかったように、会社鞄に収まっていた。

しかし、残酷にも時は流れ、
時計を見ると、午前11時を過ぎていた。
見どころの1つでもある、
東照宮からの神輿おろしはあきらめざるを得ない。

ギリギリ間に合わなかった神輿おろし。カメラ泣かせの予測不能な動きっぷり。

ギリギリ間に合わなかった神輿おろし。カメラ泣かせの予測不能な動きっぷり。

和歌祭というのは、毎年5月に行われる
東照宮のお祭りの渡御の呼称だ。

わらわらと練り歩く行列は、
勇壮な神輿や雑賀踊、薙刀の演目など、
まるで1つの物語を見ているかのように、
時にはリズミカルに、時には粛々と目の前を通り過ぎる。
もっと深く知れば、もっと注視して楽しめるのだろう。猛省。

しかし、地元の子どもたちを見るのは楽しい。
踊ったり、はしゃいだり、なかには疲れた感満載の子も(笑)
それを親御さんが元気づけたり、写メ撮ったり。

でもこうして祭りは未来へと受け継がれていくのかと思うと、
祭りのある街に憧れを感じる。
自分には地元の祭りに参加した記憶がないから。

子どもたちにはこの日の記憶は
やがて遠い日の彼方になるんだろうけど、
祭りに参加する大人にとっては、
ルーティンの日常から非日常への旅路が
この行列なのだなと思う。

なら、自分はせめてお酒を片手に、
トリップしましょうか。来年、飲ませてください。
…結局、飲みたいだけなのか!? 飲むために祭りに行くのか?

カラフルな衣装にも注目。

カラフルな衣装にも注目。

歴女にはたまらぬ甲冑武者。

歴女にはたまらぬ甲冑武者。

これは唐船。屋台から流れる軽快な太鼓の音色が空から降ってくる。

これは唐船。屋台から流れる軽快な太鼓の音色が空から降ってくる。