2024年9月22日(日)にテレビ和歌山さんで放送された『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』は見ましたか? 和歌山城が番組の舞台になる日が来るなんて想像もしなかったので、とても期待してリアタイしてました。家電とか自転車がたくさん掘り起こされたのはちょっとあれやったけど(汗)
このロケが実施されたのは9月5日(木)。作業中の写真撮影はNGだったけど、おなじみのタレントさんの声が聞こえてきて、賑やかな様子だけでも味わうことができた。あの時、水中に隠れて見えなかった石垣の刻印が明らかにされていたはずだ。というわけで、今回は和歌山城の石垣のお話。
和歌山城の石垣は城主ごとに違いがあり、豊臣・桑山期(1585~1600)、浅野期(1600~1619)、徳川期(1619~1869)を通じて積まれた。積み方もさまざまで、石の種類も異なるそうだ。ロンブーの敦さんも異なる時代の石垣が組み合わされていたのを見てテンション上がってたね。
石材は結晶片岩、砂岩、加工斑岩の3種類。築城当初からその後の増改築の間に積まれた石垣が良好な状態で残っているのが、和歌山城の特徴の1つだそう。和歌山城の公式ホームページに「和歌山城石垣散策マップ」という資料があるので、深掘りして知りたい人はそちらをチェックしてください。
ところで城内には何らかの印が刻まれている石垣があるって知っています?
城内の石垣のうち2110個に刻印があり、その4割が新裏坂周辺に集中しているそうだ。新裏坂は一般駐車場側近くにある天守閣へと至る坂。周辺には石垣の刻印についての解説看板が設置されている。
刻印のデザインは40種類以上が確認されており、○や△のシンプルな印から、鳥の羽のようなデザインまで多種多様。しかし何のために刻印されたかについては諸説あり、はっきりとはわかっていないという。
これからの季節、天守閣や紅葉が美しい紅葉渓庭園への城内散策が主流だけど、お城の石垣にも注目して歩いてみてはいかが?
(2024.10.02更新)