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和歌山市・LURU HALLで初コンサート/徳島市在住のシンガーソングライター皆谷尚美さんインタビュー

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徳島市出身・在住のシンガーソングライター・皆谷尚美さんが「皆谷尚美 初!和歌山 ~秋風コンサート~」を和歌山市狐島にあるコンサートホール「LURU HALL(以下、ルルホール)」で20241123日(祝・土)に開催します。

(コンサート詳細やプロフィールを先に読みたい人はページ下に降りてください。確認後はまた戻ってきていただければうれしいです)

皆谷さんは199921歳の誕生日にVictor Entertainmentよりメジャーデビュー。『遠いこの街で』は「劇場版カードキャプターさくら」の主題歌、『セピアの日』はABC朝日放送「熱闘甲子園」のエンディングテーマに起用されました。

25歳で徳島市に帰郷し、現在は「地元発信自由形」をモットーに、地元を中心としたコンサート活動やオリジナル楽曲、CMソングを制作。ラジオパーソナリティーとしても活躍しています。

和歌山でのコンサートは今回が初めてという皆谷さん。書き手である私も含めて「初めまして」の皆さんのために、皆谷さんにリモートインタビューしました。シンガーソングライターであり日本酒をこよなく愛する皆谷さんの魅力に迫ります。

――シンガーソングライターになったきっかけを教えてください。

皆谷
高校生の頃まで遡るんですけど、もともとピアノを習っていたり、吹奏楽をやってたりして、音楽は好きでした。当時、友だちとの間で交換日記を回して書くのが流行っていて、その中で詩にメロディーをつけるっていうのをたまたまやってみたら、友だちからの受けがとっても良くて。それで調子に乗って、いろいろ歌を作り出しました。弾きながら歌うというのも本当にもう独学で、自分でやったんですけどたまたまできてしまったっていう(笑)。高校生の時にはデモテープを自分で作ってオーディションに出していました。

1999811日、21歳の誕生日にVictor Entertainmentより『遠いこの街で』『セピアの日』でメジャーデビューしました。『遠いこの街で』は「劇場版カードキャプターさくら」の主題歌、『セピアの日』はABC朝日放送「熱闘甲子園」のエンディングテーマに起用されました。当時のシングルはちっちゃい8センチCDで。今だと車のオーディオに間違えて入れると、出せなくなります(笑)

その後、シングルを合計3枚出して、しばらく東京で頑張ったんですけど、やっぱりちょっともう難しいなと感じて、徳島に帰って来ました。今は地元を中心に音楽活動やラジオのパーソナリティをしています。


――作詞・作曲を手がけるきっかけが友だちとの交換日記とありましたが、皆谷さんの創作の世界観、テーマを教えてください。

皆谷
写真を撮る時ってきれいな景色を記憶にとどめたくてシャッターを切ると思うんですけど、そういう感じで音楽に残したいなって思っています。何か物事を決心する時、逆にあきらめる時、次のステップに進む時、好きな人をあきらめようとかいう時など人生の節目や日常で、そこに吹く風だったり、見上げた空だったりとかいうのを音楽に反映できればいいなと思いながら作ってます。海、空、風といった自然をメインテーマにしているところはあります。


――それは故郷である徳島の風景が息づいているのでしょうか。

皆谷
そうだと思いますね。10代の頃から、歌を作るという時にも、何かきれいな景色を想像しながらピアノに向かうというのが常にありました。それは東京時代の時も同じです。すごい雑踏の中というか、ごみごみした中でも信号待ちで風が吹いたとか、夕暮れがきれいだったとか、そういう時に曲やテーマが浮かんでいたので、どこに行っても徳島で感じた情景は心にあります。運転中に目に入る景色や、列車やバスに乗って見える景色の中に、もし暮らしてる人がいるとすれば、その人たちに何を呼びかけられるか、いろんな人生があるんだろうな、というのを想像しながら音楽を作っています。


――今回、和歌山でのコンサートは初めてとのことですが、開催することになったきっかけを教えてください。

皆谷
10年以上の付き合いになるシンガーソングライターの齊藤さっこさんがルルホールでライブをするというので聞きに行ったところ、とても素敵なホールだったので、ここでコンサートをしたい!と思いました。

でも和歌山は初めてだし、縁もゆかりも全くないので、どうだろうと思ったんですけど、私、四国放送ラジオで番組をやっていますし、ギリギリ和歌山まで電波が飛ぶらしいので、いけるかなと(笑)

和歌山でも番組を聴いてくださるリスナーさんもいるので、私が歌いに行ったらその人たちとも会えるとも思いました。

出演しているのは「ラジオ大福」という平日の帯番組で、木曜日の放送を担当してます。あと金曜夜に「ナオミの夢ラジオ」という音楽番組もやっています。これ、お酒を飲みながら放送しています(笑)


皆谷さんの出演番組はこちら
四国放送ラジオ AM1269MHz FM93/93.9MHz

ラジオ大福 毎週月曜~金曜 朝8時30分~午前11時40分 木曜レギュラー 
ナオミの夢ラジオ 毎週金曜 午後11時30分~深夜0時

四国放送ホームページ
https://www.jrt.co.jp/


――和歌山は徳島にとって隣県ですが、なかなか海を渡る機会ってないですよね。和歌山の印象は

皆谷
幼少期に家族旅行でアドベンチャーワールドに遊びに行きました。シャチのショーを見た時の思い出が強烈にあって、「ピー」って笛を吹いて合図するお姉さんに将来なりたいってほんまに真剣に思って、めっちゃ水泳頑張りました。


――それ、モチベーションになって、ちゃんと泳げるようになったみたいな(笑)

皆谷
泳げますね。泳げるけど、道、ちょっと逸れましたね(笑)


――和歌山で初めてのコンサートということで、意気込みを教えてください。どういったコンサートにしたいですか?

皆谷
今回和歌山で初めてのライブですが、私の中では結構重要だと思っています。ルルホールのピアノや音響の環境というのは素晴らしいと思うので、ラジオのリスナーさんも初めましての人も、生演奏をぜひ体感して、癒されて、元気になってほしいです。今回はピアノの弾き語りでオリジナルが中心ですが、ちょうど秋が深まる季節でもあるので、みんなで口ずさめるような歌や懐かしい歌も歌う予定です。

私はコロナ禍のタイミングから「思い出コンサート」を各所で開催しています。廃校、休校となった学校の体育館に眠るピアノを弾いて、当時学生だった人や卒業生、地元の人と一緒に歌を歌ったり、校歌を歌ったりするコンサートです。

コンサートでは観客の皆さんが涙を流しながら歌ってくれることも多いのですが、そんな時は改めて音楽の効能のようなものを実感しています。ライブというのは、目の前にいる人と一緒に作り上げるものです。一方的に私の歌の世界を聞いてもらうのではなく、一緒に本当に体感してほしいなと思っています。

そういう意味で、東京から帰って来て、徳島の中で根っこを生やしながら、ずっとやっているんですけど、それを今度はその紀伊水道をまたいで、和歌山でも枝葉が伸びていけばいいなと思っています。


――ところで今回のコンサートでは生配信も実施されますが、配信視聴者を対象に抽選で地酒をプレゼントするんですか?

皆谷
私、めちゃくちゃ日本酒が好きでして(笑)。それこそもう、シャチの笛吹きお姉さんか、蔵人かシンガーソングライターかになりたかった。で、シンガーソングライターになったわけですが。


――どの道も専門性ありますね。


皆谷
そう、振り切ってるよね(笑)。ほんまにお酒がめちゃくちゃ好きで。和歌山も本当においしいお酒がたくさんあるので、私もそれを楽しみにしているんですが、せっかくなら私らしいプレゼントを考えようということで、ルルホールの岩橋さんが提案してくれました。コンサート当日、和歌山に到着したら真っ先にお酒を買いに行き、それを1名様にプレゼントします。コンサートが終わるまで私は飲まないのでそこは我慢するんですけど、歌い終わったら、ちょっといただきたいですね。


――コンサート終了まで頑張って耐えてください(笑)。今後の活動について、何か予定されていることはありますか?

皆谷
徳島を拠点に音楽活動をしていますが、いろんなところで実演することの大事さを感じています。コロナ禍を乗り切り、みんなで元気になろうよという時に、実際にイベント開催も増えているので、歌を届けに行く旅を来年以降も続けていきたいです。この活動が自分の主軸になっているので、ラジオでみんなにいろんな話を発信しながら、全国各地へ歌いに行って、いろんな人と会うという循環ができたらいいなと思います。

今回をきっかけに和歌山の他の場所でもコンサートをする機会も今後できるかもしれません。和歌山で古くてもいいのでピアノがある廃校などの情報があれば教えてください。「思い出コンサート」として歌いに行きたいです。

――そのついでに地酒も物色して、みたいな。

皆谷
はい。もうどっちがメインかわからんけど(笑)


――では最後に和歌山の皆さんにメッセージをお願いします。

皆谷
デビューして25年、芸歴はすごく長いんですけど、和歌山の皆さんのところには今まで歌いに行けたことがなかったので、 初々しい気持ちで、自分がこれまで培ってきた音楽の世界を皆さんに丁寧にお届けしたいなと思います。

ピアノ弾き語りで聞きやすい音楽だと思うので、親子連れでも来てほしいですし、あらゆる世代の方に聞いてほしいなと思います。


皆谷尚美
初!和歌山 〜秋風コンサート〜

日時 20241123日(祝・土)午後130分開場  午後2時開演
場所 LURU HALL(和歌山市狐島298-1 FOXYテラス1F
出演 皆谷尚美(ピアノ弾き語り・シンガーソングライター)

料金 【会場チケット】4000円(1ソフトドリンク付・限定33席)【配信チケット】2500円(1週間アーカイブ付・KORG LiveExtremeによるハイレゾ×バイノーラル配信)


チケット予約について
【電話予約・問い合わせ】
LURU HALL
TEL.0734571022(受付時間午前9時~午後6時 ※水曜・木曜定休)

WEB予約】※配信チケットも下記より申し込み可

http://luru.jp/hall/archives/event


Profile
皆谷尚美(かいたになおみ)

1978811日徳島市生まれ。獅子座のB型。幼少期に足踏みオルガンに出会い7歳で作曲、吹奏楽やポップスバンドを経て高校生でシンガーソングライターに。199921歳の誕生日にVictor Entertainmentよりメジャーデビュー。「遠いこの街で」は「劇場版カードキャプターさくら」の主題歌、「セピアの日」はABC朝日放送「熱闘甲子園」のエンディングテーマに起用される。その後CD2枚をリリースし25歳で帰郷。現在は「地元発信自由形」をモットーに、オリジナル楽曲やCMソングを制作。普段は保育園やデイサービス、ラウンジなどで歌っているほか、ラジオパーソナリティーとしても活躍中。プライベートでは犬猫の保護活動もしており現在猫8匹犬1匹と暮らす。拝まれるほどの晴れ女、時間に縛られるのが大の苦手、お酒、特に日本酒が大好きな46歳!

 

○皆谷尚美公式ホームページ

http://kaitaninaomi.com/

○皆谷尚美YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCpw2F4-wt_RH7MuZvmGR3iA

○にゃ〜・れーべるCDショップ(皆谷さんのCDDVDBlu-ray・グッズを販売)

https://kaitaninaomi.base.shop/

○皆谷尚美X(旧Twitter

x.com/NaomiKaitani

○皆谷尚美Facebookファンページ

facebook.com/naomi.kaitani