和歌山地域密着型アイドルグループ「Fun×Fam」の第一期生としてメインボーカルを担当し、卒業後は関西を中心にイベントやライブで活動するボーカリスト『優月』。2020年12月30日(水)に1stミニアルバム『月白(げっぱく)』をリリース。現在の心境から今後の目標まで伺いました。
――ご自身初のCDを発売する今の心境をお聞かせください。
今まではFun×FamとしてCDを発表してきたので、ソロでは今回が初めて。これまではグループだったけど、今回は全部自分の責任というドキドキ感と、楽曲を聴いていただいた皆さんがどういう風に思ってくださるのかなというワクワクする気持ち。この2つが大きいです。完成した音源を聴きましたが、自分のために作っていただいた楽曲なので、すごく嬉しかったです。
――ミニアルバム『月白』の聴きどころは?
今回のために作られた「Brand New Me」という楽曲は、作詞のHorry.Kさんが、初めてCDを出す私の心境を理解してくださって詞を書いてくださいました。「誰かと比べたりしなくても、自分らしくマイペースで。諦めない限り道は続いて行く。迷ったりもするけど、進んでいこう」というメッセージが込められています。聴いてくださったら、元気になると思います。
また今回はスターダストレビューさんの「木蓮の涙」や、村下孝蔵さんの「踊り子」といったカバー曲を歌っています。これはアレンジが凄いので、ぜひオリジナルと比べて聴いていただきたいです。アルバムの全体的には、ミディアムテンポからバラードが中心なので、ゆったりと聞いていただければいいなと思っています。
――「木蓮の涙」は多くのアーティストがカバーしている名曲で最近の方々も知っていますが、村下孝蔵さんの「踊り子」は、優月さんも聴いたことがなかったのでは? 今回のカバーはどのようなセレクトですか?
収録曲はプロデューサーの堀内さんと相談して決めました。私がFun×Famに在籍していた頃から、いろんな日本のポップスを歌っていたのですが、昔の楽曲の方が私の声質に合っていると思います。「踊り子」を初めて聞いた時は、自分がまだ経験したことのないような内容だったので、どういう風に歌えばいいのかって迷いましたが、過去のライブで歌った時に堀内さんに褒めていただいたので、今回のアルバムに選んでくださったのだと思います。
――ソロとグループ活動の違いは?
ソロ活動に入る前はいただいた仕事をしていたのですが、ソロになって20歳も過ぎましたし、自分でやりたいことを発信しないといけない。Fun×Fam時代はメディア取材でも話さずに座っているタイプだったので、今はメディアさんへの対応が難しく感じます。ソロでの歌唱はFun×Fam時代でも経験していましたが、その他の部分はやっぱり違いますね。
――ボーカリストとしてのこだわりを教えてください。
自分の歌声ではビブラートが人よりも細かくて美しいと、ご指導いただいている大学の先生からも評価いただいているので、歌う時はそのあたりを意識しています。ライブで歌う時は丁寧に歌うことを心掛けています。
MCは…(と、ここで突然MCの話に変わる)私はFun×Famの時から「天然」といじられてきたので、作らずに素の自分で話しています。私のMCを聴くと困惑されることもあるかもしれませんが、歌えばカッコ良いみたいなイメージだと思っているので、ライブなどではギャップを楽しんでいただければ(笑)。だからソロになる前、MCから曲の世界に入り込むにはどうすればいいのか悩んでいました(笑)。
――今後、どういうアーティストになりたいですか?
Fun×Fam時代からファンの方々にはライブで歌を聴いてもらっていたので、ソロになってもライブで歌う機会をたくさん作って、多くの人に私の歌声を直接届けたい。歌に想いを込めて丁寧に歌っているので、皆さんの心に届けばいいなと思っています。『月白』ぜひ聴いてください!
優月(ゆつき)
日常の出来事を優しく歌う、独特の包み込むような世界観を持ったボーカリスト。12歳から和歌山地域密着型アイドルグループFun×Famの1期生としてメインボーカルを担当し、2015年メジャーデビュー。卒業後は大阪芸術大学芸術学部演奏学科で森川美穂氏に師事し、関西を中心にイベントやライブで活動。優月の魅力は歌声。自然で優しい歌声は聴く者を優しく包み込む。
公式Instagram @yumoon520
公式Twitter https://twitter.com/yumoon520
1stミニアルバム『月白(げっぱく)』
2020年12月30日(水)発売 税込2000円
初のCDリリース作品。オリジナルやリアレンジによるカバー曲など全6曲収録。
Information
TSUTAYAWAYガーデンパーク店にて、12月29日(火)はフラゲ記念イベント、30日(水)には発売記念イベントをFun×Funと共催。