海南市黒江にある「旧田島うるし工場」で、中田耕平さんの個展「Never stay the same」が2023年7月7日(金)より開催されます。そこで中田さんに個展の見どころをうかがいました。
――ご自身の作家としての特徴を教えてください。
「絵画を中心に表現活動を行ってきました。以前は絵画構造や視覚と認識をテーマに作品を作ってきました。テーマによって、素材(絵具や色鉛筆など)を変えます。繊細な色彩の画面が評価されています」。
――今回の個展はどのような構成になりますか?
「久しぶりの絵画作品の発表になります。今回は『方丈記』をテーマに、具体的なイメージを描く試みをしています。平安末期から鎌倉時代の激動期、そのなかで鴨長明が何を支えに生きたか、と現代の私たちの世界とを行き来する構成で会場を作ろうと思っています。これから私たちはどう生きるのか、方丈記が一つの指針になるであろうと思っています」。
中田耕平個展「Never stay the same」
日時 2023年7月7日(金)~7月17日(月)
場所 旧田島うるし工場(海南市船尾166)
開館時間 午前10時~午後5時 ※7月10日(月)は休館
問い合わせ
旧田島うるし工場
TEL.090・4296・0166
(下記、フライヤーを転載)
この度、旧田島うるし工場では中田耕平の個展を開催いたします。中田はアイルランド国立美術大学で絵画を学び、現在は和歌山を拠点に活動しています。近年は自身の絵画制作のみならず、展覧会やさまざまなイベントの企画など、多岐にわたり活動してきました。
今回は”うつろいゆく世界“をテーマに、新作の絵画を発表します。和歌山県では初めての個展となります。この機会にぜひご高覧ください。