和歌山県立近代美術館は、2022年10月8日(土)より『和歌山県とインド・マハラシュトラ州との友好交流による ミティラー美術館コレクション展 インド・コスモロジーアートの世界』を開催する。
和歌山県はインド経済を牽引するマハラシュトラ州と、2013年に覚書を締結し、交流をスタートしました。広範な分野における相互の交流拡大を目的に、着実に友好関係を深め、来年には覚書締結10周年を迎えます。本年はまた、日印国交樹立70周年の記念すべき年でもあり、この機会を捉え、記念事業として、ミティラー美術館のコレクションを紹介する展覧会を開催いたします。
新潟県十日町市の山中にあるミティラー美術館は、1970年代を中心に活動した前衛音楽グループ「タージ・マハル旅行団」のメンバーである長谷川時夫氏が設置・運営する私設美術館です。1982年に開館した同館は、ミティラー地方で3000年にわたって母から娘へと伝承されてきた壁画「ミティラー画」、先住民族であるワルリー族が描く「ワルリー画」、ゴンド族に伝わる「ゴンド画」のほか、テラコッタなど多数の作品を収蔵しています。また、同館はインドからアーティストを招聘した滞在制作を積極的に続けており、そこで生まれた新しいフォークアートも注目すべき作品群です。これら多彩なコレクションの質と量は世界に類がないものとして、インド政府をはじめ国内外から高く評価されています。
本展覧会ではミティラー美術館の協力を得て、同館のコレクションから約50点を紹介します。コスモロジーあふれるインド美術の魅力に触れていただくことで、和歌山県とインドの友好を深める機会としたいと思います。
(以上、プレスリリースより)
『和歌山県とインド・マハラシュトラ州との友好交流による ミティラー美術館コレクション展 インド・コスモロジーアートの世界』
開催期間 2022年10月8日(土)~12月25日(日)
会場 和歌山県立近代美術館 1階展示室B
開館時間 午前9時30分~午後5時 ※入場は午後4時30分まで
休館日 月曜 ※10月10日は開館し、10月11日(火)は休館
観覧料 一般350(270)円、大学生240(180)円 ※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
※10月、11月、12月の各第4土曜は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
※11月22日(火)は「和歌山県ふるさと誕生日」により入場無料
※12月4日(日)は入場無料
関連イベント
ミティラー美術館館長によるフロアレクチャー
日時 10月9日(日)午後1時~ 1階展示室Bにて ※要観覧券
講師 長谷川時夫(ミティラー美術館館長)
長谷川時夫トーク&ライブ「タージ・マハル旅行団からミティラー美術館へ」
日時 11月5日(土)午後3時30分~午後6時30分(午後3時開場)予定 2階ホールにて、参加無料
出演 Stone Music(長谷川時夫、金子ユキ、むんな、Endurance、Keisuke Sakai、Tatsuro Murakami、TOMC) 、川崎弘二(電子音楽研究)、他に特別ゲストあり
※展示室は午後5時で閉室。カフェ「BRING BOOK STORE」は午後9時まで営業予定。詳細は同館ウェブサイトにて。
講演会「現代に生きるインドのフォークアート」
日時 12月18日(日)午後2時~午後3時30分(午後1時30分開場) 2階ホールにて、参加無料
講師 中尾智路(福岡アジア美術館学芸員)
会期中のイベント
「WAKAYAMA COFFEE MARKET 2022」(主催:market wakayama)
日時 10月8日(土)、9日(日)、10日(月・祝) 午前11時~午後7時 同館屋外スペースにて
音楽イベント「Museum Palette 2022」(主催:わかやまミュージアムパレット実行委員会)
日時 10月23日(日)午前10時~午後4時 同館屋外スペースにて
同時期に開催の展覧会
特別展 稗田一穂展
会期 9月10日(土)~11月6日(日)
コレクション展 2022‒ 秋冬
特集 田中恒子コレクション
会期 10月8日(土)~12月25日(日)
企画展 ニッポンの油絵
会期 11月12日(土)~12月25日(日)
県立博物館(となり)の展覧会
特別展 濱口梧陵と廣八幡宮 ―広川町の文化財とともに―
会期 10月15日(土)~11月23日(水・祝)
企画展 きのくにの信仰
会期 12月3日(土)~2023年1月22日(日)
和歌山県立近代美術館
和歌山市吹上1-4-14
tel.073-436-8690
※新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況により予定が変更となる可能性があります。日時の変更など、最新の情報は、同美術館ウェブサイトやSNSをご確認ください。
※館内で実施のイベントについては、参加者多数の場合、必要に応じて人数制限を行います。