令和6年度 第56回紀州おどり「ぶんだら節」が2024年8月3日(土)に開催される。例年、審査員の任務を拝命されるのもあって、皆さんの踊りを特等席から拝見している。※掲載写真は昨年開催のものです
毎年のことだが、審査員にとってお祭りは暑くて眩しい西日との闘いから幕を開ける。デフォルトの装備は団扇と飲み物。レベル1の勇者が木の棒でキメラを倒せるのかという局面で容赦なく太陽光線が照射されるのをじっと耐えるしかないのだ。
そんな状況に手を差し伸べてくださるのが、参加連の踊りだ。キラキラと元気な踊りを披露してくれる子どもたちや、仮装してテンション高めで舞う団体さん、指先にまで伝統が宿っているベテランの方々。それぞれの個性を取り入れた踊りに夢中になっていると、いつしか夜のとばりが下りている。
昨年は53連、約4500人もの踊り手が参加し、和歌山城へと至るけやき大通りを盛り上げた。参加される皆さんがこの日のために限られた時間のなかで練習して本番に臨んでいるのだと思うと、集団行動が苦手な自分にはなかなかできない芸当だと本当に尊敬する。「見る専」の自分だけど、今年はどんなパフォーマンスを披露してくれるか、今から楽しみだ。
令和6年度 第56回紀州おどり「ぶんだら節」
昭和44年に始まり、和歌山市民から愛され続けている伝統あるお祭り。紀伊国屋文左衛門にちなんだ紀州おどりが和歌山城周辺を練り歩き、多くの人で賑わう。子どもも大人も楽しめる縁日横丁も楽しみ。
日時 2024年8月3日(土)午後4時50分~午後9時 ※荒天中止
場所 和歌山城周辺
和歌山市サイト
https://www.city.wakayama.wakayama.jp/kankou/nenkangyoji/1003239.html
(2024.07.24更新)