(以下、ニュースリリースを転載)
和歌山ターミナルビル株式会社(和歌山市友田町、代表取締役社長:和田 壽三)が運営するホテルグランヴィア和歌山は、和歌山県海南市の国指定史跡藤白王子跡(現・藤白神社)にある鈴木屋敷にまつわる歴史について、9月1日(金)から9月30日(土)頃まで、1階ロビーに展示しております。
鈴木屋敷は平安時代末期に熊野から移り住んで藤白を拠点に全国に熊野信仰を広めた藤白鈴木氏の邸宅です。日本中に熊野信仰を広めるにつれ、その地に住み着いた鈴木さんや、熊野の神様を祀る人が鈴木を名乗るなどして「鈴木さん」が増えていきました。これが全国約180万人の鈴木姓の宗家が藤白といわれる由縁です。
中世の熊野御幸華やかな時、藤白王子は上皇・法皇が必ず宿泊して相撲や里神楽の奉納など特別な行事が行われて栄えたことがいろいろな参詣記に記されています。その藤白王子と周辺の参詣道を支配・管理したのが藤白鈴木氏でした。
今回の展示は、宗教法人藤白神社・和歌山県海草振興局・一般社団法人海南市観光協会様のご協力のもと実現いたしました。ロビーには鈴木屋敷のパネル展示を行うとともに、江戸時代の観光ガイドマップとも呼ぶべき『紀伊国名所図会』や鈴木屋敷模型などを展示しております。
ロビー展示を通じて、鈴木屋敷についての知識を深めていただくとともに鈴木屋敷へ訪問し歴史を感じていただきたいと思います。
ホテルグランヴィア和歌山はロビーで県内の素晴らしい伝統や物産、地域の取組み等をご紹介する展示を行いお客様に楽しんで頂くとともに、和歌山のさまざまな魅力を再発見してもらえるような展示を継続して行っていきたいと考えております。
【展示場所】ホテルグランヴィア和歌山 1階ロビー