今回の橿原散策はパン屋さん巡りが目的です。まずは「グッドモーニング坊城」という古民家カフェ兼ゲストハウス。どんぴしゃのランチタイムのため室内は満員でしたが、めっちゃ幸運にも離れに通されました。「熱くて申し訳ないのですが」と奥さんは恐縮していましたが、石窯での作業が見える特等席でした。
メニューは石窯ピザと前菜盛り合わせ、ドリンクバーのセットをオーダー。竹炭を練り込んだ黒い生地は、もちもちほくほく食感! 店主は過去に市内でベーカリーを営んでいたパン職人で、現店舗でも食パンをはじめとした数種類のパンを焼き上げます。今春、地元媒体のパン特集の取材で初めて訪れたのが、こちらのパンのおいしさを知ったきっかけでした。
その時に購入した飛鳥米コルネの味が忘れられず、ランチがてら買って帰ることにしました。注文後に注入してくれるカスタードの上品な甘さと、地元産飛鳥米を練り込んださくさく生地は、紛れもなく、こちらでしか楽しめません。毎月1日に「パンの日」を実施し、ベーカリー当時のラインナップが並ぶそうです。取材のご依頼が1日に当たることを祈りたい(←取材なくても行けよ)。
サンドイッチ食堂「トローリ」は、取材で知り合ったペンスケッチ作家の藤田さんに教えていただいた店です。サンドイッチのメニューは和洋中、アジア系フードと縦横無尽。栄養面を考慮し、野菜もしっかり入っているのは「食堂」たる所以でしょう。あんバターやフルーツをあしらったスイーツ系サンドも抜かりなく、胃袋をがっちりつかまれてしまいました。気さくな奥さまも素敵な方。和歌山にも出店してほしい!
最後に訪れたのは、「オクムラベーカリー」です。こちらも過去に取材でお世話になった店で、すっかりリピーターになってしまいました。レトロなパッケージに包まれたバタークリームパンやメロンパンといった昔ながらのラインナップもさることながら、人気なのがあん食パン!
取材帰りに立ち寄っても売り切れていることが多いので、今回は初めて取り置きしていただきました。パン生地とあんのバランスが絶妙で、そのままパクついても、しっかり焼いてやや固めの食感を楽しんでも、ほっぺがひくひくってなり、うれしくなってしまいます。橿原市は良い店が多いですよね~。またうかがいます!