和歌山市雑賀崎や市内各地がロケ地となった映画『あつい胸さわぎ』が、2023年1月27日(金)よりイオンシネマ和歌山をはじめとした全国のイオンシネマで公開されます。
同作品は、演劇ユニットiakuの横山拓也が作・演出を務め、各所で大きな話題を呼んだ傑作舞台「あつい胸さわぎ」を、上海国際映画祭アジア新人賞を受賞したまつむらしんご監督と、「凶悪」(2013年)で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した髙橋泉とのタッグで映画化。“若年性乳がん”と“恋愛”をテーマに、揺れ動く母娘の切実な想いを繊細さとユーモアを持って描きだします。
母親を演じるのは、監督が“太陽のような温かい存在感”と出演を熱望した常盤貴子。主人公“千夏”には、圧倒的な眼差しを持ち「ドラゴン桜」(2021年)で注目された吉田美月喜が、18歳の不安定な気持ちをリアルに演じます。
“恋”を刺激する相手役には「MOTHER マザー」(2020年)で賞を総なめにした奥平大兼と、演技派俳優として存在感を示す前田敦子。また、親子ふたりに重要な関わりを持つ存在として、今や日本映画界に欠かせない三浦誠己と、アーティストとしても活躍する佐藤緋美。さらに女優以外にもプロデューサーとしてマルチな活躍をする石原理衣が物語を彩ります。
主人公・武藤千夏役の吉田美月喜さんからコメントをいただきました!
「今回、オーディションで主演に選んでいただきました。監督が情熱を持っていらっしゃったので、その熱に負けないように一緒に主演として頑張っていきたいと思いました」。
「千夏は、AYA 世代という若い世代の乳がんになってしまう役です。事前に病院で取材させてもらったり、インターネットを検索してリアルな声を読みましたが、驚くほど情報が多く、がんは身近にあるのに、なってみないと知らないことがたくさんあります。そんな不安や葛藤を、千夏を演じる時によく考えていました」。
繊細で温かみあるストーリーや映像はもちろんですが、和歌山市内各地がスクリーンに登場するという点でも注目したい同作品。劇場に出かけて、その目で確かめてみて!